Fashion,Fine-art,and Forecast.

服飾・美術・予言






















SUKEBENINGENが語る「ハイコンテクスト・ノームコア」と「ビギンくん」の見分け方&ファッションの未来

基礎知識:「ビギンくん」とは、雑誌『Begin』で紹介されるようなド定番で無難なファッションアイテムを全身に纏っていい気になっているファッション初心者への侮蔑語である。 はじめに結論から述べよう。 SUKEBENINGENが賞賛する「ノームコア」→「ハイコン…

《展評》hatra―2016AW/BALMUNG―2016AW「黒い花」

・hatra―2016AW ハトラの今シーズンはとある合同展で見たものだ。デザイナーズ服が鮨詰めに並ぶ中ですらも、ハトラの服は浮いていた。 トライバルな意匠は他ブランドでも多々見られるがそれとハトラを分けるものは使用の大胆さである。あたかも古代文字、と…

《展評》PARISオートクチュール展 ――三菱一号館美術館

・PARIS オートクチュール展 グレやヴィオネが彫刻的というのなら、バレンシアガはどうであろう?私の使用する「彫刻」という言葉の定義は簡潔に言って「土台を必要とする表現作品」のことである。無論この「土台」をリテラルに捉えるのではなくひとつの概念…

「マルジェラ・デュシャン批判」――コンセンサスレス・コンプレックス・コンセプチュアル・ファッション

コンセプチュアル・アートの創始はデュシャンに由来する。クールベ以来の絵画を「網膜的」と批判したデュシャンは、既製品の便器を逆さにして展示し、芸術の成立する条件を最小限の形式で示すことにした。作品物から美的な厳めしさを丁寧に排除し、単なる物…

ファッションのおわり、黙示録前史

「ファッション」の歴史はたかだか半世紀である。アートは二世紀、文学はそれより一世紀ほど古い。——これは私の独断である。 ファッションの歴史を記述する時に、オートクチュール以前と以後で分ける見方がある。画家の地位は元々単なる肖像画や宗教画を描く…

「どうして変な服が必要なの?」~ポール・スミスとマティス、剛力彩芽~

ファッションオタクとそうでない一般人の感覚では「デザイナー」が何のためにいるのか、その答えは全く違うと思います。一般人からしたら「良い服」とはアローズ、ビームス、ロンハーマン、あるいはファストファッションからマルイ系までが評価の対象でしょ…

《書評》SUKEBENINGEN『 ハイコンテクストなノームコア』の蛇足

「ハイコンテクストなノームコア」の補足 https://note.mu/sukebeningen ずいぶんと散文的なため、要約はせず逐次章ごとの引用をして評を述べる。 全4章□ハイコンテクストなノームコアまでのいきさつ□村上隆□マルジェラ□ハイコンテクストなノームコアな方法…

《書評》『ハイコンテクストなノームコア』は、じつはSUKEBENINGENの騙りである。

ネット・ファッション批評家SUKEBENINGEN氏の書いたとあるコラムが雑誌『FREE MAGAZINE』に掲載されている。私は氏の古参ファンであるため、この見開き2ページ足らずのコラムのためだけにわざわざ渋谷のCANDYというショップにまで取りに行った。Gドラゴンl…

「LIPO6」――アンダーグラウンド・オシャレダイエット

こんばんは。 カルフォルニア在住のボディビルダーに魂を売りました。 現在ダイエット生活2週間目突入、10日間で減った体重は3キロほど。 そんな僕のハーコーなダイエット法についてまとめてみたいと思います。 @ カロリー制限 @ ダイエットサプリ やるこ…

「トーキョー・ファッション」の現在完了形(経験)――ハトラ・クロマ・バルムングに「いってきました」

さること幾年月。ハトラとクロマ、バルムングの展示会に行った。このチョイスは恣意的である。というのも他の「トーキョーファッション」より"おもしろさ"に欠けているからである。視力の落ちてきた最近の僕にとってまだ目に優しい部類に入るがゆえに取り上…

【読書レビュー】ファッション批評誌『vanitas』No.2(旧名:fashionista)とはなんだったのか?後編

『まなざしに介入するファッション ―「ショー」という観点から―』 「1.ファッション批評は更新できるのか? 本稿は問いを次のように限定する。すなわち「ゼロ年代的以降のデザイナーのクリエーションについて"ポスト鷲田清一"的な作品批評は如何にして可能…

【読書レビュー】ファッション批評誌『vanitas』No.2(旧名:fashionista)とはなんだったのか?中編

paper 『陳列とキュレーション ―ユニクロ、コムデギャルソン、デミアン・ハースト―』 「作品の流通・消費、プロモーションの仕方までをデザインするハーストの作品は、量・反復性という点ではユニクロの陳列と、キュレ―ションという点ではDSMG(ドーバー…

【読書レビュー】ファッション批評誌『vanitas』No.2(旧名:fashionista)とはなんだったのか?前編

『vanitas』No.002 目次 foreword interview 西尾美也 北山晴一 ここのがっこう paper 南後由和 陳列とキュレーション── ユニクロ、コムデギャルソン、デミアン・ハースト 成実弘至 21世紀スローファッション試論 津田和俊 生きのびるための衣服 渡辺洋平 衣…

【SAINT LAURENT】ファッションの、ジェンダーの、デザイン。 ~エディ・スリマンの表現~

エディ・スリマン論 序章だったもの http://fff.hatenablog.jp/entry/2013/02/11/120523 ブログという媒体のために前記事ではしようもないことになってしまった。 紙面を新たに具体的な批評に入っていこうと思う。 脳内の構想では、ひとまずエディ・スリマン…

エディ・スリマン論 序章だったもの

トレンド欠乏症にかかっていたメンズ・ファッション界ですが、エディ・スリマンの復帰でにわかに盛り上がりを見せているようなので、僕もこのビッグウェーブに乗りたいと思います。以前にツイッターで書いたことの加筆修正版となります。 そのうち本格的に論…

disを多角的に検証する「相対性『相対性コムデギャルソン論』dis論」

在宅ファッション批評家諸氏も待望の一冊『相対性コムデギャルソン論』が出版とあいなりまして『fashionista』に続き旋風巻き起こるかと思いきやそこまででもなく、有名ブロガー諸氏も傍観を続け「いったい誰が最初に頭を出すか」という塹壕戦の様相を呈して…

反省と粗忽

これはきっと読まれないと思うものの、ほんの僅かなコミュニケーションに期待をして、自己弁明でもないために直接知らせる手段を取らずここに、ただ置くことにします。これは一つの反省文としての読解がなされることをのぞみつつ、僕の罪とはいったい何かを…

世界最速「コムデギャルソン/コムサデモード」論

まだ誰もギャルソンとコムサの違いについて語っていないようなので僕が書きたいと思います。いやー、まだ誰もこの違いに気づいてないかな?かな?やった!僕が第一人者だ!(しにたい) まずもってこの(議)論の問題点は当然、ギャルソンとコムサの意義をどう…

エロゲー服飾論・性(静)的デザイン試論「没入的エロゲーとは」

三次元の服飾理論と二次元におけるそれは同じく「服」をデザインしながらも全く異なる体系を持つ。その断絶が「乳袋」という今日では批判されつつも生き延びる鬼子を産んだのだ。その断絶とは何か、果たして二次元は三次元の肉体を写しとった単なる二次的な…

「"パクリ"など存在しない」&「ファッションは更新されない」――俗・ファストファッションとファイン・アート

前記事はトーシロー向けのもので、深くは踏み込みませんでした。こちらでは如何なるジャーゴンも厭いません。読者など知ったことではないのです。パンツ上げ、敬語やめ。我こそは意識衝天という方、入ってどうぞ(迫真)。 【以下の話を先に読むこと推奨】ド…

ファストファッションはモードよりも古くて早い――マルジェラ with H&M

MAISON MARTIN MARGIELA with H&Mにはファッションの悪い部分が凝縮されすぎていて切なくなる。— 蘆田裕史さん (@ihsorihadihsa) 11月 15, 2012 新しく商品を作ってコラボならまだしも、マルジェラさんがいたときの服を復刻して販売って冒涜にしか思えない。…

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